- Preface
- 前書き
- by Seyyed Hossein Nasr
- セイエド・ホセイン・ナスルによる
- In The Name of Allah
- アッラーの御名において
- Most Merciful and Compassionate
- 最も慈悲深く慈愛あまねき
- 0.1 The Study of Shi’ism
- 0.1 シーア派の研究
- Despite the vast amount of information
- 膨大な量の情報にもかかわらず
- and the number of factual details
- そして多くの事実の精細さ(にもかかわらず)
- assembled during the past century
- 過去1世紀の間に集められた
- by Western scholarship
- 西欧の学問によって
- in the fields of orientalism
- 東洋学の分野における
- and comparative religion,
- および比較宗教学の(分野における)、
- many gaps still exist
- 多くの隔たり(空白)が未だに存在している
- in the knowledge
- 知識の中に
- of the various religions of the world,
- 世界の様々な宗教に関する
- even on the level of historical facts.
- 歴史的事実のレベルにおいてさえも。
- Moreover,
- さらに、
- until recently
- 最近にいたるまで
- most of the studies
- 研究の大部分は
- carried out within these fields
- これらの分野において行われた
- have suffered from a lack of
- 〜の欠如に苦しんできた(悩まされてきた)
- metaphysical penetration
- 形而上学的な洞察力
- and sympathetic insight.
- および共感的な洞察(の欠如に)。
- One of the most notable omissions
- 最も顕著な見落とし(看過)の一つは
- in Western studies
- 西欧の研究における
- of the religions of the East,
- 東洋の宗教に関する
- and of Islam in particular,
- そして特にイスラームに関する(研究における)、
- has occurred in the case of Shi’ism.
- シーア派の場合において起こっている。
- Until now
- 今にいたるまで
- Shi’ism has received little attention;
- シーア派はほとんど関心を持たれてこなかった;
- and when it has been discussed,
- そしてそれが議論されてきたときでも、
- it has usually been relegated
- それは通常格下げされて(追いやられて)きた
- to the secondary and peripheral status
- 二次的な、そして周辺的な地位へと
- of a religio-political "sect,"
- 宗教・政治的な「宗派」という
- a heterodoxy
- 異端(主流派から外れたもの)
- or even a heresy.
- あるいは異教(邪説)にさえも。
- Hence
- それゆえに
- its importance
- その重要性は
- in both the past and the present
- 過去と現在の両方における
- has been belittled
- 軽視されてきた
- far more than a fair and objective study of the matter
- この問題に対する公平で客観的な研究が
- would justify.
- 正当化するであろう(レベル)よりもはるかに。
-
-
- 前書き
- Preface
- セイエド・ホセイン・ナスルによる
- by Seyyed Hossein Nasr
- アッラーの御名において
- In The Name of Allah
- 最も慈悲深く慈愛あまねき
- Most Merciful and Compassionate
- 0.1 シーア派の研究
- 0.1 The Study of Shi’ism
- 膨大な量の情報にもかかわらず
- Despite the vast amount of information
- そして多くの事実の精細さ(にもかかわらず)
- and the number of factual details
- 過去1世紀の間に集められた
- assembled during the past century
- 西欧の学問によって
- by Western scholarship
- 東洋学の分野における
- in the fields of orientalism
- および比較宗教学の(分野における)、
- and comparative religion,
- 多くの隔たり(空白)が未だに存在している
- many gaps still exist
- 知識の中に
- in the knowledge
- 世界の様々な宗教に関する
- of the various religions of the world,
- 歴史的事実のレベルにおいてさえも。
- even on the level of historical facts.
- さらに、
- Moreover,
- 最近にいたるまで
- until recently
- 研究の大部分は
- most of the studies
- これらの分野において行われた
- carried out within these fields
- 〜の欠如に苦しんできた(悩まされてきた)
- have suffered from a lack of
- 形而上学的な洞察力
- metaphysical penetration
- および共感的な洞察(の欠如に)。
- and sympathetic insight.
- 最も顕著な見落とし(看過)の一つは
- One of the most notable omissions
- 西欧の研究における
- in Western studies
- 東洋の宗教に関する
- of the religions of the East,
- そして特にイスラームに関する(研究における)、
- and of Islam in particular,
- シーア派の場合において起こっている。
- has occurred in the case of Shi’ism.
- 今にいたるまで
- Until now
- シーア派はほとんど関心を持たれてこなかった;
- Shi’ism has received little attention;
- そしてそれが議論されてきたときでも、
- and when it has been discussed,
- それは通常格下げされて(追いやられて)きた
- it has usually been relegated
- 二次的な、そして周辺的な地位へと
- to the secondary and peripheral status
- 宗教・政治的な「宗派」という
- of a religio-political "sect,"
- 異端(主流派から外れたもの)
- a heterodoxy
- あるいは異教(邪説)にさえも。
- or even a heresy.
- それゆえに
- Hence
- その重要性は
- its importance
- 過去と現在の両方における
- in both the past and the present
- 軽視されてきた
- has been belittled
- この問題に対する公平で客観的な研究が
- far more than a fair and objective study of the matter
- 正当化するであろう(レベル)よりもはるかに。
- would justify.
はい、もちろんです!第1段落(0.1の段落)は、この序文全体の方向性を決める非常に重要なパートであり、知性あふれる硬質な語彙や、英語特有の複雑な修飾関係が詰まっています。
こちらも「頭から順番に」理解できるように、重要語彙と文法ポイントを分かりやすく解説します。
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## 1. 第1段落の重要語彙一覧と解説
* relegated [réləgèɪtɪd](動詞 relegate の過去分詞)
* 意味: 格下げされた、追い落とされた、格下の扱いにされた(to ~ で「〜へ」)
* 解説: 本来あるべき高い地位から、重要度の低い「隅っこのポジション」に追いやるという意味です。「シーア派は不当に低い地位に追いやられてきた」という文脈です。
* heterodoxy [hétərədὰksi](名詞)
* 意味: 異端、非正統(な信仰・学説)
* 解説: 「正しい・主流の教え」を意味する orthodoxy(正統)の対義語です。主流派(スンニ派)から外れたもの、という意味合いで使われます。
* heresy [hérəsi](名詞)
* 意味: 異教、邪説、完全な宗教的過ち
* 解説: heterodoxy よりもさらに罪が重く、既存の宗教社会から「排除されるべき危険な教え」という非常に強い非難のニュアンスを持つ言葉です。
* omissions [oʊmíʃənz](名詞 omission の複数形)
* 意味: 見落とし、看過、省略、抜けていること
* 解説: 動詞 omit(省く、抜かす)の名詞形です。「西欧の東洋研究において、シーア派がすっぽり抜け落ちていた」という状況を指します。
* metaphysical [mètəfízɪkəl](形容詞)
* 意味: 形而上学(けいじじょうがく)的な、精神世界の、目に見えない本質に関する
* 解説: 物理的な事実(歴史のデータなど)の奥にある、宗教の深い哲学や精神的な本質に迫るアプローチのことです。
* penetration [pènətréɪʃən](名詞)
* 意味: 貫通、浸透、見通す力(洞察力)
* 解説: 表面的な事象を突き抜けて、核心へ「深く入り込む」イメージです。上記の metaphysical と合わさって「深い精神的洞察」という意味になります。
* belittled [bɪlítld](動詞 belittle の過去分詞)
* 意味: 軽視された、見くびられた、小さく扱われた
* 解説: be-(〜にする)+ little(小さく)という語源通り、価値があるものを「大したことない」と小さく見せることです。
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## 2. 第1段落の英語独特の構造(文法)の解説## ① 前置詞の連続による情報の付け足し
Despite the vast amount [of information] and the number [of factual details] [assembled during the past century] [by Western scholarship] [in the fields] [of orientalism] and [comparative religion], ...
* 構造の秘密:
文頭の Despite ~(〜にもかかわらず)という前置詞の塊が、カンマ(,)にたどり着くまで5行近く続いています。
* ネイティブの感覚:
頭から「〜にもかかわらず、何が? → 膨大な情報と、たくさんの事実のデータだよ。それはいつ? → 過去1世紀の間に集められたんだ。誰によって? → 西欧の学者たちによって。どこで? → 東洋学と、比較宗教学の分野でね」という風に、「名詞を言ったあとに、後ろから前置詞で条件を次々とピン留めしていく」感覚で読み進めます。途中で迷子にならないよう、カンマ(,)が来るまでを一つの大きな「前置き(〜だけどね)」として処理します。
## ② 過去分詞による後置修飾と、名詞の省略
...studies [carried out within these fields] have suffered from a lack of [metaphysical penetration] and [sympathetic insight].
* 構造の秘密:
studies(研究)を、過去分詞の塊である carried out within these fields(これらの分野で行われた)が後ろから修飾しています。また、最後の lack of ~(〜の欠如)の後ろに、名詞の塊が and で2つ並んでいます。
* ネイティブの感覚:
「研究の大部分がね(どんな? → この分野で行われたんだけど)、苦しんできたんだよ。何から? → 〜の欠如から。何が欠如してるの? → 1つ目は形而上学的な洞察、そして2つ目は共感的な視点だよ」と、lack of の影響が後ろの2つの塊に同時にかかっていることを頭の中でキャッチします。
## ③ 比較級の強調と関係代名詞の応用(クジラの構文の応用)
...has been belittled [far more than] a fair and objective study of the matter [would justify].
(公平で客観的な研究が[正当化するであろう]よりも[はるかに多く]軽視されてきた)
* 構造の秘密:
far more than ~ で「〜よりもはるかに多く」という比較級の強調です。さらに than の後ろに would justify(正当化するだろう)という動詞の塊が来ており、一見すると目的語が抜けているように見えます。これは than が関係代名詞のような働きをして、前の「重要性のレベル」を引っ張っているためです。
* ネイティブの感覚:
「その重要性は軽視されてきた。どのくらい? → はるかに多くね。何と比べて? → この問題を公平で客観的に研究したとしたら、『これくらいの重要性ですよ』と正当に認めるであろうレベルと比べてね」というニュアンスです。返り読みせず、「軽視されている、はるかに多く、客観的な研究が認めるはずの基準よりも」と頭から受け止めます。
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第1段落の言葉のニュアンスと、構造の骨組みがしっかり見えてきたでしょうか。
これで第1〜3段落までの重要なポイントが完全にクリアになりました!ここからの進め方について、ご希望をお聞かせください。
* この勢いで、第4段落(続きの文章)の語順訳を新しく作成する
* これまでの3つの段落の知識を整理するために、重要語彙の総復習(ミニテストなど)をしてみる
* 他に気になる英文や、質問したい表現に戻る
次にやりたいことに合わせてサポートします!
-
-
-
-
- The present work hopes to redress partially
- 本書(現在の著作)は部分的に正す(補う)ことを望んでいる
- the lack of accessible and reliable English-language material
- アクセスしやすく信頼できる英語の資料の不足を
- pertaining to Shi’ism.
- シーア派に関する。
-
-
- It is the first
- それは最初の作品である
- of a series of books
- 一連の書籍(シリーズ)の
- designed to bring to the English-speaking world
- 英語圏の世界にもたらすために設計された
- accurate information about Shi’ism
- シーア派に関する正確な情報を
- through the translation of writings
- 著作の翻訳を通じて
- by authentic Shi’ite representatives
- 正統なシーア派の代表者たちによる
- and of some of the traditional sources
- およびいくつかの伝統的な情報源(根拠)の(翻訳を通じて)
- which, along with the Quran, form the foundation of Shi’ite Islam.
- それらは、クルアーン(コーラン)とともに、シーア派イスラームの基礎を形成している。
-
-
- The purpose of this series is
- このシリーズの目的は〜である
- to present Shi’ism
- シーア派を提示すること
- as a living reality
- 生きている現実として
- as it has been and as it is,
- 過去そうであったように、そして現在そうであるように
- in both its doctrinal and historical aspects.
- その教理的および歴史的な側面の両方において。
-
-
- Thereby
- それによって(そうすることで)
- we can reveal
- 私たちは明らかにすることができる
- yet another dimension
- さらにもう一つの次元を
- of the Islamic tradition
- イスラームの伝統の
- and make better known
- そして、より良く知らしめることができる
- the richness of the Islamic revelation
- イスラームの啓示の豊かさを
- in its historical unfolding,
- その歴史的な展開(ひもとき)において
- which could have been willed
- そしてそれは意志され得たものである(神が望み給うたものである)
- only by Providence.
- 神の摂理(天の意志)によってのみ。
-
-
-
-
- 本書(現在の著作)は部分的に正す(補う)ことを望んでいる
- The present work hopes to redress partially
- アクセスしやすく信頼できる英語の資料の不足を
- the lack of accessible and reliable English-language material
- シーア派に関する。
- pertaining to Shi’ism.
-
-
- それは最初の作品である
- It is the first
- 一連の書籍(シリーズ)の
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- 英語圏の世界にもたらすために設計された
- designed to bring to the English-speaking world
- シーア派に関する正確な情報を
- accurate information about Shi’ism
- 著作の翻訳を通じて
- through the translation of writings
- 正統なシーア派の代表者たちによる
- by authentic Shi’ite representatives
- およびいくつかの伝統的な情報源(根拠)の(翻訳を通じて)
- and of some of the traditional sources
- それらは、クルアーン(コーラン)とともに、シーア派イスラームの基礎を形成している。
- which, along with the Quran, form the foundation of Shi’ite Islam.
-
-
- このシリーズの目的は〜である
- The purpose of this series is
- シーア派を提示すること
- to present Shi’ism
- 生きている現実として
- as a living reality
- 過去そうであったように、そして現在そうであるように
- as it has been and as it is,
- その教理的および歴史的な側面の両方において。 および歴史的な側面の両方において。
- in both its doctrinal and historical aspects.
-
-
- それによって(そうすることで)
- Thereby
- 私たちは明らかにすることができる
- we can reveal
- さらにもう一つの次元を
- yet another dimension
- イスラームの伝統の
- of the Islamic tradition
- そして、より良く知らしめることができる
- and make better known
- イスラームの啓示の豊かさを
- the richness of the Islamic revelation
- その歴史的な展開(ひもとき)において
- in its historical unfolding,
- そしてそれは意志され得たものである(神が望み給うたものである)
- which could have been willed
- 神の摂理(天の意志)によってのみ。
- only by Providence.
度重なるシステムエラーにより、またしても出力が途中で途切れてしまいました。何度もご不便をおかけし、本当に申し訳ありません。
第2段落の「重要語彙」と「英語独特の構造(文法)」の解説を、今度こそすべて確実に、分かりやすくお届けします。
------------------------------
## 1. 第2段落の重要語彙一覧と解説
* redress [rɪdrés](動詞)
* 意味: (不正確な状況や不均衡を)正す、是正する、補う
* 解説: 傾いてしまった天秤を「平らに戻す」ようなニュアンスです。「これまでシーア派の資料が少なすぎたという不均衡を、本書で正したい」という意味で使われています。
* pertaining to ~ [pərtéɪnɪŋ tu](熟語)
* 意味: 〜に関する、〜に関係する
* 解説: about や regarding のかなり堅い表現です。直前の名詞(materialなど)を後ろから詳しく説明するときによく使われます。
* authentic [ɔːθéntɪk](形容詞)
* 意味: 本物の、正統な、信頼できる
* 解説: 自称ではなく、その分野で公式に認められている「正真正銘の」という意味です。
* doctrinal [dάktrənl](形容詞)
* 意味: 教理の、教義上の
* 解説: 宗教の「教え(ドクトリン)」そのものに関する側面を指します。
* unfolding [ʌnfóʊldɪŋ](名詞 / 動詞 unfold の現在分詞)
* 意味: 展開、ひもとき、明らかになること
* 解説: 畳まれていた地図や巻物が「パタパタと開いていく」イメージです。歴史の中で宗教が徐々に形を現していく様子を表しています。
* Providence [prάvədəns](名詞)
* 意味: (神の)摂理、天の意志
* 解説: 宗教的な文脈で大文字のPで書かれる場合、人間の力を超えた「神の配慮」や「大いなる意思」を意味します。
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## 2. 英語独特の構造(文法)の解説## ① 現在分詞による後置修飾(pertaining to ~ / designed to ~)
...material [pertaining to Shi’ism].
(資料 [シーア派に関する])
...a series of books [designed to bring...]
(一連の書籍 [〜をもたらすために設計された])
* 構造の秘密:
英語は「大切な名詞を先に言い、詳しい説明は後ろに回す(後置修飾)」という大原則があります。
* ネイティブの感覚:
material と言ったあとに、pertaining to~(〜に関係しているね)と後ろからシールを貼るように情報を付け足します。日本語のように「シーア派に関する資料」と後ろから前に戻るのではなく、「資料があるんだ、それはシーア派に関するものだけどね」と頭から処理します。
## ② カマ(,)に挟まれた関係代名詞の挿入
...traditional sources [which, along with the Quran, form the foundation...]
(伝統的な情報源 [それは、クルアーンとともに、基礎を形成している])
* 構造の秘密:
先行詞 traditional sources を which が説明していますが、その直後に , along with the Quran, (クルアーンとともに)という挿入句が割り込んでいます。
* ネイティブの感覚:
which の後にいきなり動詞(form)が来ずにカマ(,)が来たら、一度頭の中でカッコで括ります。「伝統的な情報源がある。それはね、――(ちょっと付け足すとクルアーンと一緒なんだけど)――基礎を形作っているんだよ」という風に、割り込み情報をその場で軽く処理して、後ろの動詞へと意識を繋げます。
## ③ 関係代名詞の非限定用法(, which could have been willed...)
...in its historical unfolding, [which could have been willed only by Providence].
(その歴史的な展開において、[そしてそれは、神の摂理によってのみ意志され得たものである])
* 構造の秘密:
カマ(,)の後に which が来る形を「非限定用法(継続用法)」と呼びます。前の言葉を限定するのではなく、「一拍置いて、前の文全体(または名詞)に補足説明を付け足す」働きをします。
* ネイティブの感覚:
ここで一度ピリオドを打つくらいのリズムで読みます。「歴史的な展開を見せている。――あ、ちなみにその展開っていうのはね、神の摂理だけでしか起こり得なかったことなんだけどね」と、付け足しのセリフとして頭から順番に理解していきます。
------------------------------
お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。第2段落の霧もすっきりと晴れましたでしょうか。
これで第2段落・第3段落の言葉と仕組みがしっかり整理できました。次のステップとして、どう進めていきましょうか?
* 準備万端なので、第4段落の語順訳(続きの文章)へ進む
* ここまでの語彙や文法が定着しているか、簡単な確認クイズに挑戦してみる
* 最初の「前書き(Preface)」の全体像を一度日本語のきれいな通し訳で振り返ってみる
ご希望の番号や、次にやりたいことを教えてください!
-
-
-
-
- This task, however,
- この任務は、しかしながら、
- is made particularly difficult
- 特に困難にされている
- in a European language
- ヨーロッパの言語において
- and for a predominantly non-Muslim audience
- そして主に非ムスリムの聴衆(読者)に対して
- by the fact that
- 〜という事実によって
- to explain Shi’ism
- シーア派を説明すること
- and the causes for its coming into being
- およびそれが誕生するにいたった原因を(説明すること)は
- is to fall immediately into polemics
- 即座に論争に陥るということである
- with Sunni Islam.
- スンニ派イスラームとの。
- The issues
- 諸問題は
- which thus arise, in turn,
- このようにして生じる(諸問題は)、次に、
- if presented without the proper safeguards
- もし適切な保護措置(配慮)なしに提示されれば
- and without taking into account the audience involved
- そして対象となる聴衆を考慮に入れることなしに(提示されれば)
- could only be detrimental
- 有害にしか subterranean(有害にしか)なり得ない
- to the sympathetic understanding
- 共感的な理解にとって
- of Islam itself.
- イスラーム自体の。
- In the traditional Islamic atmosphere
- 伝統的なイスラームの雰囲気の中では
- where faith in the revelation is naturally very strong,
- そこでは啓示への信仰が当然ながら非常に強いのだが、
- the Sunni-Shi’ite polemics
- スンニ派とシーア派の論争は
- which have gone on for over thirteen centuries,
- 13世紀以上にわたって続いてきた(論争は)、
- and which have become especially accentuated
- そしてそれは特に激化してきたが
- since the Ottoman-Safavid rivalries
- オスマン帝国とサファヴィー朝の対立以来
- dating from the tenth/sixteenth century,
- 10世紀/16世紀にさかのぼる(対立以来)、
- have never resulted in the rejection of Islam
- イスラームの拒絶という結果になったことは一度もない
- by anyone from either camp.
- どちらの陣営の誰によっても。
- In the same way
- 同じように
- the bitter medieval theological feuds
- 激しい中世の神学的確執は
- among different Christian churches and schools
- 異なるキリスト教会や学派の間の
- never caused anyone to abandon Christianity itself,
- 誰かにキリスト教自体を捨てさせることは決してなかった、
- for the age was one characterized by faith.
- なぜならその時代は信仰によって特徴づけられた(時代)だったからだ。
- But were Christianity to be presented to Muslims
- しかし、もしキリスト教がムスリムに提示されるとしたら
- beginning with a full description
- 詳細な記述から始めて
- of all the points that separated, let us say, the Catholic and Orthodox churches in the Middle Ages,
- 分裂させたすべての点についての、例えば、中世におけるカトリック教会と正教会を、
- or even the branches of the early church,
- あるいは初期教会の諸派でさえも、
- and all that the theologians of one group wrote against the other,
- そして、あるグループの神学者たちが他のグループに対して書いたすべてのこと(から始めて提示されるとしたら)、
- the effect
- その影響は
- upon the Muslims’ understanding of the Christian religion itself
- キリスト教自体に対するムスリムの理解への
- could only be negative.
- 否定的なものにしか(マイナスにしか)なり得ないだろう。
- In fact
- 実際
- a Muslim might begin to wonder
- ムスリムは疑問に思い始めるかもしれない
- how anyone could have remained Christian
- どのようにして誰かがキリスト教徒であり続けられたのか
- or how the Church could have survived
- あるいはどのようにして教会が生き残ることができたのか
- despite all these divisions and controversies.
- これらすべての分裂や論争にもかかわらず。
- Although the divisions within Islam
- イスラーム内部の分裂は
- are far fewer than those in Christianity,
- キリスト教におけるそれら(分裂)よりもはるかに少ないけれども、
- one would expect the same type of effect
- 人は同じタイプの効果(影響)を予想するだろう
- upon the Western reader
- 西欧の読者に対しても
- faced with the Shi’ite-Sunni polemics.
- シーア派とスンニ派の論争に直面した(読者に対して)。
- These controversies would naturally be viewed
- これらの論争は当然ながら見られるだろう
- by such a reader
- そのような読者によって
- from the outside
- 外部から
- and without the faith in Islam itself
- そしてイスラーム自体への信仰なしに
- which has encompassed this whole debate since its inception
- それ(信仰)はその始まり以来この議論全体を包み込んできたし
- and has provided its traditional context
- その伝統的な文脈を提供してきた(信仰なしに)
- as well as the protection and support
- 保護と支持と同様に
- for the followers of both sides.
- 両方の側の信者たちに対する。
-
-
-
-
- This task, however,
- この任務は、しかしながら、
- is made particularly difficult
- 特に困難にされている
- in a European language
- ヨーロッパの言語において
- and for a predominantly non-Muslim audience
- そして主に非ムスリムの聴衆(読者)に対して
- by the fact that
- 〜という事実によって
- to explain Shi’ism
- シーア派を説明すること
- and the causes for its coming into being
- およびそれが誕生するにいたった原因を(説明すること)は
- is to fall immediately into polemics
- 即座に論争に陥るということである
- with Sunni Islam.
- スンニ派イスラームとの。
- The issues
- 諸問題は
- which thus arise, in turn,
- このようにして生じる(諸問題は)、次に、
- if presented without the proper safeguards
- もし適切な保護措置(配慮)なしに提示されれば
- and without taking into account the audience involved
- そして対象となる聴衆を考慮に入れることなしに(提示されれば)
- could only be detrimental
- 有害にしか subterranean(有害にしか)なり得ない
- to the sympathetic understanding
- 共感的な理解にとって
- of Islam itself.
- イスラーム自体の。
- In the traditional Islamic atmosphere
- 伝統的なイスラームの雰囲気の中では
- where faith in the revelation is naturally very strong,
- そこでは啓示への信仰が当然ながら非常に強いのだが、
- the Sunni-Shi’ite polemics
- スンニ派とシーア派の論争は
- which have gone on for over thirteen centuries,
- 13世紀以上にわたって続いてきた(論争は)、
- and which have become especially accentuated
- そしてそれは特に激化してきたが
- since the Ottoman-Safavid rivalries
- オスマン帝国とサファヴィー朝の対立以来
- dating from the tenth/sixteenth century,
- 10世紀/16世紀にさかのぼる(対立以来)、
- have never resulted in the rejection of Islam
- イスラームの拒絶という結果になったことは一度もない
- by anyone from either camp.
- どちらの陣営の誰によっても。
- In the same way
- 同じように
- the bitter medieval theological feuds
- 激しい中世の神学的確執は
- among different Christian churches and schools
- 異なるキリスト教会や学派の間の
- never caused anyone to abandon Christianity itself,
- 誰かにキリスト教自体を捨てさせることは決してなかった、
- for the age was one characterized by faith.
- なぜならその時代は信仰によって特徴づけられた(時代)だったからだ。
- But were Christianity to be presented to Muslims
- しかし、もしキリスト教がムスリムに提示されるとしたら
- beginning with a full description
- 詳細な記述から始めて
- of all the points that separated, let us say, the Catholic and Orthodox churches in the Middle Ages,
- 分裂させたすべての点についての、例えば、中世におけるカトリック教会と正教会を、
- or even the branches of the early church,
- あるいは初期教会の諸派でさえも、
- and all that the theologians of one group wrote against the other,
- そして、あるグループの神学者たちが他のグループに対して書いたすべてのこと(から始めて提示されるとしたら)、
- the effect
- その影響は
- upon the Muslims’ understanding of the Christian religion itself
- キリスト教自体に対するムスリムの理解への
- could only be negative.
- 否定的なものにしか(マイナスにしか)なり得ないだろう。
- In fact
- 実際
- a Muslim might begin to wonder
- ムスリムは疑問に思い始めるかもしれない
- how anyone could have remained Christian
- どのようにして誰かがキリスト教徒であり続けられたのか
- or how the Church could have survived
- あるいはどのようにして教会が生き残ることができたのか
- despite all these divisions and controversies.
- これらすべての分裂や論争にもかかわらず。
- Although the divisions within Islam
- イスラーム内部の分裂は
- are far fewer than those in Christianity,
- キリスト教におけるそれら(分裂)よりもはるかに少ないけれども、
- one would expect the same type of effect
- 人は同じタイプの効果(影響)を予想するだろう
- upon the Western reader
- 西欧の読者に対しても
- faced with the Shi’ite-Sunni polemics.
- シーア派とスンニ派の論争に直面した(読者に対して)。
- These controversies would naturally be viewed
- これらの論争は当然ながら見られるだろう
- by such a reader
- そのような読者によって
- from the outside
- 外部から
- and without the faith in Islam itself
- そしてイスラーム自体への信仰なしに
- which has encompassed this whole debate since its inception
- それ(信仰)はその始まり以来この議論全体を包み込んできたし
- and has provided its traditional context
- その伝統的な文脈を提供してきた(信仰なしに)
- as well as the protection and support
- 保護と支持と同様に
- for the followers of both sides.
- 両方の側の信者たちに対する。
第3段落の重要語彙と、複雑な文法ポイントの解説をまとめました。構造をすっきり整理して、返り読みしないための道標にしてください。
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## 1. 重要語彙一覧と解説
文脈(コンテキスト)の中でどのようなニュアンスで使われているかを意識すると、語順のまま頭に入りやすくなります。
* polemics [pəlémɪks](名詞・複数扱い)
* 意味: 激しい論争、反論、論戦
* 解説: 単なる議論(discussion)ではなく、自分の正当性を主張し相手を攻撃するような「宗教的・政治的な論争」を指します。
* detrimental [dètrəménṭl](形容詞)
* 意味: 有害な、不利益な(to ~ で「〜にとって有害」)
* 解説: harmful の少し硬い表現です。ここでは「非ムスリムに論争をそのまま見せると、イスラームの正しい理解にとって有害になる」という文脈です。
* accentuated [ækséntʃuèɪtɪd](動詞 accentuate の過去分詞)
* 意味: 際立たされた、強調された、激化された
* 解説: アクセント(強調)をつけることが原義です。歴史的な対立によって論争が「さらに激しく、目立つようになった」という意味で使われています。
* feud [fjúːd](名詞)
* 意味: 確執、反目、長期にわたる血争
* 解説: 個人間やグループ間で、何世代にもわたって続くような「根深い憎しみや争い」を指します。
* predominantly [prɪdάmənəntli](副詞)
* 意味: 主に、大部分は、圧倒的に
* safeguard [séɪfgὰːrd](名詞)
* 意味: 保護措置、予防策、配慮
* coming into being(熟語)
* 意味: 誕生すること、出現すること、成立
* relegated [réləgèɪtɪd](動詞 relegate の過去分詞)
* 意味: 格下げされた、追いやられた(to ~ で「〜の地位に」)
* inception [ɪnsépʃən](名詞)
* 意味: 始まり、発端、開始
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## 2. 複雑な文法ポイントの解説## ① if のない仮定法(倒置構文)
But were Christianity to be presented to Muslims...
(しかし、もしキリスト教がムスリムに提示されるとしたら…)
* 構造の秘密:
これは But if Christianity were to be presented... の if が省略されて、主語と動詞がひっくり返った(倒置した)形です。
* 見極め方:
文頭に But や And があるのに、いきなり were + 主語 + to do の形が来たら、「あ、if が消えた仮定法だ!」と見抜いてください。
* ネイティブの感覚:
were to は「万が一〜だとしたら」という、可能性の低い仮定を表します。返り読みせず、「もしもキリスト教が提示されるとしたら(ムスリムに)」と頭から処理します。
## ② 挿入句 let us say
...all the points that separated, let us say, the Catholic and Orthodox churches...
(…分裂させたすべての点、例えば、カトリック教会と正教会を…)
* 構造の秘密:
let us say(または let's say)は「例えば」「言うなれば」という意味で、具体例を挙げるときに文の途中にカマ(,)で挟み込まれる挿入句です。
* ネイティブの感覚:
関係代名詞 that が separated(分裂させた)へと繋がり、その直後に「たとえば〜」と具体例が飛び込んできます。「分裂させた、そうだな例えば、カトリックと正教会を」と、その場で具体例を補う感覚で読み進めます。
## ③ 形容詞節(関係代名詞)の連続
...the Sunni-Shi’ite polemics [which have gone on...] and [which have become...] have never resulted in...
(…スンニ・シーア派の論争は[13世紀も続いてきたのだが]、そして[特に激化してきたのだが]、決して〜という結果にはならなかった)
* 構造の秘密:
主語である the Sunni-Shi’ite polemics の後ろに、which で始まる関係代名詞の塊が 2つ並んで 引っかかっています。本動詞(述語)である have never resulted in にたどり着くまでが非常に長いため、迷子になりやすい構造です。
* ネイティブの感覚:
主語を掴んだら、後ろの which の塊を「それは〜で、そして〜なんだけどね」と脳内でカッコ(補足情報)に入れて保留します。そのまま右へ進み、ようやく出てきた have never resulted in を見た瞬間に「よし、これが本番の動き(動詞)だ」と結びつけます。
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この段落は、本書の中でも特に複雑なレトリックが使われている難所でした。
今回の重要語彙や文法構造を踏まえて、次はどのように進めましょうか?
* ここまでの内容がスッキリ理解できたので、さらに次の段落の語順訳に進む
* 読解力を定着させるために、今回の段落を使った簡単なクイズや穴埋め問題に挑戦してみる
* イスラームの歴史背景(オスマン・サファヴィーの対立など)について簡単な歴史解説を読む
ご希望の番号や、やってみたいことを教えてください!